どんな樽で寝かせるかで味が全く変わる?シングルモルトの不思議を解き明かす

シングルモルトを選ぶ時、どのような樽に寝かせたモルを選ぶか、によって薫り味わいが大きく違うシングルモルトを購入する事になります。

バーボン樽で寝かせてあるとか、シェリー樽でねかせてあるとか、バーボン樽で寝かせたものとシェリー樽で寝かせたものをブレンドしているというシングルモルトもあれば、10年バーボン樽で寝かせた後、数年シェリー樽で寝かせたシェリーフィニッシュと呼ばれるシングルモルトも有ります。

シェリー樽も様々な種類のシェリー樽を使っています。これだけ様々な寝かせ方が有る事自体、樽がモルトに及ぼす影響の大きさを業者が知っている事の証拠ではないでしょうか。

では、シングルモルトに樽はどのように関って来たのでしょうか。

シェリー樽

スコットランドでウイスキーがいつから楽しまれていたのかは正確に分かっていません。歴史の闇の中にあるのですが、それでもウイスキーに関する最古の文献は1494年スコットランド王室の出納記録に残っていますので、15世紀にはすでに王が嗜んでいたと考えられます。

このウイスキーに関する課税が初めて行なわれたのが1644年でした。その後の1707年、スコットランドがイギリスに併合されるとウイスキーに対する課税は更に厳しくなります。

ウイスキーへの課税を嫌う人々は山奥に逃げ、密造を始めます。その時蒸留したモルト原酒を入れて隠すのに、シェリー樽を流用したのです。古くからイギリスではシェリーが飲まれていましたから、容易にシェリー樽を手に入れる事ができました。

しかし、ただ隠すだけの目的で使ったシェリー樽からモルト原酒を注ぎ出したところ、琥珀色の香しい原酒が出てきたのです。

バーボン樽

時経つうちにシェリーの輸入方法が変わってきました。古くは樽で輸入していたシェリーが、タンク買いになり、またスペインのシェリーメーカーがボトリングした物を売るようになったのです。そうなるとシェリー樽は品薄に成ります。

しかし、20世紀前半に北米資本がスコッチに入り込み、ホワイトオークが少しずつ入り込むようになります。更に1964年にアメリカでバーボン対する法律が確立され、バーボンウイスキーの定義の中に新樽での貯蔵が義務付けられました。

これによってバーボンの貯蔵熟成に一度使われた樽が容易に手に入るようになったのです。他の用途に使われなければ捨てられてしまうバーボン樽は、入手するのが簡単で安かったのでスコッチ業界に瞬く間に広まりました。

安いだけでは無く、シェリー樽とは違う旨みをモルトにもたらしました。現在でもシェリー樽は高価で手に入りにくい樽となっています。

その理由もあり、原酒をシェリー樽では無く、バーボン樽に寝かせたシングルモルトの方が、多く出回っています。

樽の大きさ

原酒の熟成には樽の大きさも関係があります。幾つか紹介していきますと、容量が180Lと小さい樽、バレルが有ります。

バレルは原酒と樽材が接する割合が多くなるので、樽材の成分がしみ込みやすく熟成が進みやすい樽です。バーボン樽で一般的に使われています。

次に容量230Lのホグスヘッドです。ホグスヘッドはバレルを一度解体して、新しい鏡板をつけて再構築した樽のことです。スコットランドで主に使われています。バンチョンという容量480Lの大きな樽も有ります。

大きいため原酒と樽材の接する割合が少ないので、熟成が進みにくいのですが、その反面品質を安定させるのに適しています。

ラフロイグのラインナップに、ラフロイグ・クオーターカスクというシングルモルトが有ります。このラフロイグはバレルに何年か寝かせた後、更に小さいクオーターカスクなる樽に寝かせ、ボトリングされます。

このラフロイグ・クオーターカスクには年数表示が有りません。ですから樽に寝かせた期間が、10年未満という事になりますが、小さな樽で寝かせたがゆえの熟成を感じる事が出来ます。


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