ウイスキーが健康に良いからと言って飲み過ぎてしまうと、格好悪い。特にBARなんかで飲んでいるときには、背筋をシャキッとし真剣にウイスキーと向き合う…ってそこまで真面目にならなくても良いですかね。
それでも、日本には昔から酒は飲んでも飲まれるな、という言葉があります。世界的に親しまれているバイブルには、「ぶどう酒は命を歓ばせる。」と書かれている一方、「ぶどう酒はあざける者であり、酔わせる酒は騒がしい。
それによって迷い出る者はみな知恵がない。」とも書かれています。これらの言葉から、ウイスキーに、いくら健康に良い部分が有るからといって、飲み過ぎては元も子もないという事を念頭に置いてこの記事を読んでください。
美容効果
美容効果があると言われる理由には、当分やプリン体などがほとんど含まれていないので体に優しいという点と、低カロリーという点が挙げられています。
しかも、抗酸化作用に優れているポリフェノールも含まれています。特に女性の方に嬉しいのが、シミなどの原因となるメラニン色素の働きを抑制するチロシナーゲゼという成分が入っているのでお肌が白くなったり、シミなどが改善されたりする、という効果が期待できるそうです。
リラックス効果
お酒を飲んでいればビールでも日本酒でも、何でもリラックスできるよ、と言われるかもしれません。確かに!私もビールでも日本酒でもリラックスできます。
しかしウイスキーのもたらすリラックス効果は森林浴に似たリラックス効果なのです。既にピンと来た方がいますね。そうです、樽由来のリラックス効果があるのです。
ウイスキーの熟成のために使われている木は、樹齢何百年というオークから出来ています。ウイスキーを注ぐと、先ず香りを嗅ぎその香りに癒されますよね。
ウイスキーのその香りはこのオーク材の樽から溶けだした様々な成分がウイスキーの原料である大麦麦芽の成分と混ざり合って生み出されているのです。
この天然の香り成分が、ウイスキーアロマとなって心身に効くらしいのです。それで、ウイスキーの香りを嗅ぐ時、その中の樽の香りを探して見ましょう。リラックス効果ゲットできます。
ポリフェノールで心臓病予防
ウイスキーの製造過程で使われるピートから出たスモークは、ポリフェノールを生成します。このポリフェノールは心臓疾患や動脈硬化の予防に効果があると言われていますし、長い間オーク樽で熟成されたものほどポリフェノールを多く含むと言われています。
癌を予防すると言われているポリフェノールの一種“抗酸化エラグ酸”の含有量はなんと赤ワイン以上です。
ダイエット効果?
アルコールのカロリーは、度数に比例して高くなります。そのため、ビールやワインに比べてウイスキーは太ると誤解されがちですが、ウイスキーはビールやワインと比べてがぶ飲みしませんよね。
そして、蒸留酒であるウイスキーには糖分がほとんど含まれていません。その量は、ビールの250分の1、ワインの150分の1、日本酒の350分の1なのです。
加えて、ウイスキーは香りが脂肪を燃焼するホルモンを分泌させるとの研究結果もでているそうです。さて、ダイエットをしたいあなたは、ウイスキーダイエットを始めますか?きっと、もっと良いダイエット方法が有ることでしょう。
それでも、ダイエットをしたいけど酒がやめられない。いつもはビールや日本酒を飲んでいるというあなたは、ウイスキーに乗り換えると良いかもしれません。ビールの変わりにハイボールを飲む。
日本酒の変わりにウイスキーをちびちび飲む。みるみる痩せて行くかもしれません。勿論ウイスキーを飲む時のつまみにも気を付けましょう。ウイスキーは基本、つまみが無くても楽しめるお酒です。
ダイエットを念頭におき、つまみも控えめに。