ブレンデットスコッチを美味しく飲みたいのだけど、どのように飲めば良いのだろう、という質問が聞こえてきます。少し庶民臭い話しになりますが、飲み方って値段に影響されますよね。
何万円もするワインを飲む時には、ワイングラスもよく選んで、ワインのコルクを抜くタイミングやワインの温度を気にしたりするものです。
しかし、500円から1,000円程度のワインなら、グラスで飲む事も有るでしょうし、ホットワインにするという人もいます。スコッチも同じ事がいえます。
シングルモルトは総じて高価ですし、ブレンデットスコッチの中にも、バランタイン30年等、高価なものが有ります。
そのようなスコッチはよく飲み方を吟味する必要があると思います。それに対し近所のスーパー等に売っているスコッチは大抵1,000円前後で売っていますので、実験半分色々な飲み方を試してみる事ができます。
それにしてもスコッチが」1,000円前後って安いですよね。アルコール度25%の焼酎でさえそれくらいの値段で売っているのに、40%前後のスコッチが1,000前後だなんて…
ストレート
スコッチはアルコールが強いというイメージが有るかもしれません。ブレンデットスコッチですと大体40%前後です。
40%ってアルコール強いですか?シングルモルトを飲み慣れている私にとってはあまり強さを感じさせない度数なのですが、もしかしたらそれは私の感覚が麻痺しているのかもしれません。
しかし、是非ストレートで飲む事を試してみてください。ブレンデットスコッチは消費者が飲みやすいように調合されている、ブレンドされているウイスキーなので実際のアルコール度数を感じさせない円やかさを感じるかもしれません。
ロック
ストレートだとどうしてもアルコールがきついという場合、氷を入れてロックにするという手があります。氷が少しずつ溶けてアルコールを薄めてくれます。
しかしこの時氷が急激に溶けてしまうと、一気にスコッチが薄まってしまうので、ロックアイスを使うようにしましょう。コンビニに売っている氷で十分です。
BARで飲むと、丸い大きな氷が一つ入ってくる事がありますね。あの氷はバーテンダーがアイスピックで削って作っています。
なぜ丸くするのかと言いますと、表面積を最も小さくするために丸くしているのです。そうすると氷が溶けにくいという訳です。家庭でも丸い氷を作るためのキットが売っています。
私も遊び半分使った事がありますが、BARで飲むようにはいきませんでした。何だか氷が速く溶けてしまうのです。でも、遊び半分に試してみてはいかがですか。男ってそういう事が好きですよね。
ハイボール
最近流行りのハイボール。スコッチで試してみてください。もしかしたらブレンデットスコッチに含まれているキーモルトの香りがフワッと鼻元に運ばれてくるかもしれません。
ハイボールには神戸スタイルというものがあります。氷を入れないハイボールです。氷を入れなければ、炭酸水を注ぐときに氷に当たって炭酸が抜けてしまうという心配が無くなりますね。
キンキンに冷やした炭酸水を使って楽しみましょう。アクセントにレモン等を絞っても良いかもしれません。もっと本格的なハイボールを楽しみたいと言うのであれば、やはりハイボールにキーモルトをフロートする事をお勧めします。
何種類ものキーモルトを持っているのであれば、一つのブレンデットスコッチで何種類ものハイボールを楽しめます。家にそれほどのストックが無いのであれば、BARで楽しむ事もできます。
デュワーズ ホワイトラベルにグレンオードをフロートして…とか、オルトモアをフロートして等と頼むのです。そんな頼みかたをしたらBARでもスコッチ通なお客様として知られる事でしょ。