風、香ってる〜!? 今回は、あの“風香る”グラスについてご紹介!
2015年9月に、サントリーウイスキーの新ブランドとして登場した『知多』。40年間サントリーのウイスキーづくりを支えてきた知多蒸溜所(サングレイン蒸溜所)から生まれたこの銘柄は、グレーンウイスキーという種類のウイスキーです。
これは主にブレンデッドウイスキーのブレンド用に作られていたウイスキーで、サントリーの主力ウイスキーである『角瓶』、『響』などにブレンドされているものの、長い間、ウイスキー愛好家の間でもあまり注目されることはありませんでした。
独自な進化を果たしたグレーンウイスキー『知多』
モルトウイスキーに比べ個性もあまりないため「サイレントスピリット」と呼ばれているグレーンウイスキー。その特性上、商品化されることがあまりないグレーンウイスキーの中で『知多』は、他のグレーンウイスキーとは違うこだわりの手法で、独特の魅力を生み出しています。
まずは、世界でも稀な複数のグレーン原酒を使っているということ。まずは蒸留塔の使い方で3種類のグレーン原酒を製造します。
次にシェリー樽やバーボン樽、ワイン樽などの複数の樽で熟成させること。そうやって作られた原酒をブレンドさせることで、すっきりとした爽やかな持ち味を実現しています。
巧みな『知多』のイメージ戦略
そんな『知多』ですが、ストレートで飲むとウイスキー自身の主張のなさに驚きます。『山崎』や『響』と飲み比べてみるとその差は歴然で、香りや深い味わいというよりは、本当にすっきりしていて、飲みごたえは本当にウイスキーなのか疑うほど。
しかし、ストレートでは弱点と思われがちな、すっきりとした飲み心地を最高に楽しむ方法があります。それは、ハイボールで飲むこと。
『知多』のオフィシャルサイトやCMでも推しているように、ソーダと割ることによって、その癖のなさや爽やかな味わいといった『知多』の魅力が一層引き立ちます。
それは逆に『山崎』や『響』では、出せない爽やかな味わい。うまくハイボールブームに乗り、ハイボールのための少し高級路線のウイスキーという売り出し方で、ウイスキーをライトに楽しむ層にもアプローチ。上品で爽やかなイメージでプロモーションする方法は巧みです。
佐藤健さん出演のCMも非常に爽やかで綺麗ですね。他のウイスキーとはまた違った印象を持ちます。
「風香るハイボール」のために作られたグラス
さて、長くなりましたが、ここからがあのグラスについて。CMで使われていたグラス、少し変わった形をしていますよね。
あれはなんでしょうか。そう、実はあのグラスは『知多』ハイボールを飲むために作られたグラスなんです。だからロックグラスやテイスティンググラスより、少し大きめのサイズになっているんですね。
そして口元の少し丸くなった部分、あの形状にすることによって、テイスティンググラスのように香りがグラス内に溜まり、普通のハイボールグラスより豊かな風味を楽しめるようになっているのです。まさに「風香るハイボール」のために作られたグラス、とてもお洒落で、かつ機能的なデザインをしています。
どこで買えるのか?
そんな『知多』グラス、どこで買えるのでしょうか。探してみると、どうやらサントリーのグッズ販売サイト“サントリーグッズバー”で購入できるようです。
サントリーウイスキー『知多』
ハイボールタンブラー
¥1,200
サイトURL
http://suntory-goods.jp/html/page227.html
価格は以外とお安い! ペアグラスだと少しお得になりますね。気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
Amazonでも『知多』のグラスがありました。グラスが変われば気分が変わります。すると、自然と味の感じ方も変わってくるものです。『知多』をより楽しむには、まずは見た目からです。
まとめ
いかがでしたか? オリジナルのハイボールタンブラーがあれば、『知多』がより楽しめること間違いなしです。
“HIGHBALL BAR”などのお店でもオリジナルタンブラーで飲むことができるそうなので、行ってみるのもありかもしれまん。
風、香ってみまょう〜!