本物のウイスキーを楽しむには、ウイスキーそのものを楽しむべし。
今までの記事でシングルモルトウイスキー「山崎」について、様々な角度で掘り下げて来ました。“世界最高のウイスキー ※1”に選ばれたこともあり、気になって手に入れてみた方もいらっしゃるはず。しかし実際、けっこう高価なお酒。せっかく飲むなら「山崎」そのものを味わいたいですよね。
(※1 イギリスのウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015にて「山崎 シングルモルト・シェリーカスク 2013」が受賞)
そんなウイスキーそのものの味を楽しみたい場合、どんな飲み方が合っているのでしょうか?
そこで今回は、過去記事「ウイスキーを飲むなら、まずはこの飲み方で! 初心者にもおすすめの8つの方法」の中でご紹介した飲み方を交えて、深い味わいや風味を楽しめる方法をご紹介します!
ストレートからのトワイスアップ
「山崎」、特に「山崎 12年」よりも年代が上のものはとにかく風味が豊かです。なので、まずはストレートで「山崎」を楽しみましょう。
その年代ごとの深い味わいが楽しめるはずです。そこに少しずつ水を加えていけば、さらに香りが立ち、味わいや香りの変化を楽しめす。
ここでポイントなのは常温の水を使うこと。少しずつ水を加え、ウイスキーと水を1:1の割合にすれば、トワイスアップのできあがり。ワイングラスやテイスティンググラスなど脚付きのものなら香りがグラス内に留まり、より芳醇な香りが楽しめます。
トワイスアップの作り方
- グラスにウイスキーを適量注ぎます。ワイングラスやテイスティンググラスなど脚付きのグラスがおすすめ
- ウイスキーと同量の常温の水を注げば完成
シンプルだが贅沢なハイボール
次はハイボールで試してみるのも良いでしょう。特に年代の新しい(新)山崎は他のラインナップよりも風味は劣るものの、ハイボールとしては最適とのこと。山崎蒸留所のツアーにも試飲として提供されるくらいです。
ハイボールの作り方
- グラスに氷を一杯に入れて冷やします
- ウイスキーを適量注ぎ、しっかりかきまぜます
- 減った氷を足します
- ソーダを加え(ウイスキー1に対してソーダ3〜4)、ステアしたら完成
スタンダードに飽きない水割り
最もスタンダードな水割り。深い味わいや香りをより楽しむには、少しコツがいります。それは、水を入れる前にグラスの氷とウイスキーをよくかき混ぜ冷やすこと。
こうすることで、水と混ざった時の希釈熱で味が崩れることなく、バランスを保つことができます。水割りはゆっくりくつろぎたい時に最適。お気に入りのグラスでゆったり味わってください。
水割りの作り方
- グラスに氷を一杯に入れて冷やします
- ウイスキーを適量注ぎ、しっかりかきまぜます。ウイスキーと水が混ざると希釈熱が生じるので、水を入れる前にしっかりかきまぜ、味のバランスを保ちます
- 減った氷を足します
- 水を加え(ウイスキー1に対して水2〜2.5)、軽く混ぜたら完成
渋みのある大人のオン・ザ・ロックス
最後は、ウイスキーと氷のみのダイナミックな飲み方、オン・ザ・ロックスです。ウイスキーをイメージすると、カランと大きめ氷とグラスが奏でる音を想像する人も多いはず。グラスの音色もお楽しみながら、じっくり味わえる飲み方です。
オン・ザ・ロックスの作り方
- グラスが冷えていない場合は、まず水と氷をたっぷり注ぎ、 冷えたらいったん捨てて空にします
- グラスに大きめの氷を入れます。解けにくい、大きい氷を使うことが大切
- ウイスキーを適量注ぎ、軽くステアしたら完成
- 冷えたミネラルウオーターなどのチェイサーを用意しておくと良いでしょう
まとめ
いかがでしたか?
独特な風味が特徴のシングルモルトウイスキーは、そのものの味を楽しむのに適しています。豊かな味わいを持つ「山崎」ならではの風味を、じっくり楽しんでみてくださいね!