やはり、本物は桁が違いました。
ジャパニーズ・ウイスキーの代表銘柄を挙げれば、まず出てくる超メジャーウイスキー「山崎」。2015年にはイギリスのウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015」で見事“世界最高のウイスキー”に選ばれ(※シングルモルト・シェリーカスク 2013)、その勢いはとどまることを知りません。
そんな「山崎」。1984年の発売から、様々なラインナップが販売されてきました。今回はジャパニーズ・ウイスキー「山崎」の年代と価格を見ていきたいと思います!
現行ラインナップ
現在販売されているライナップは主に4種類。気軽に楽しめるものから、奮発しないとなかなか手が出せない逸品までバリエーションは様々です。まずは、そんな現行のラインナップをご紹介します。
2012年発売のニューフェイス:(新)山崎
- 容量 700ml
- 希望小売価格 ¥4,200
ハイボールの大ブームによる原酒不足を受け、2012年に発売された(新)山崎。新たな試みとして、「ワイン樽貯蔵モルト」を使用し、「山崎」を語る上で欠かせない「ミズナラ樽貯蔵モルト」など複数の原酒とヴァッティングしたウイスキーです。
原酒不足の品薄状態により高騰中:山崎 12年
- 容量 700ml
- 希望小売価格 ¥8,500
- 実売価格 ¥13,000程度
山崎蒸溜所の竣工60年周年を記念して1984年に登場した、日本を代表するシングルモルトウイスキー。「山崎」と言ったら12年、ジャパニーズ・ウイスキーの中でも定番のウイスキーです。
圧倒的な熟成感:山崎 18年
- 容量 700ml
- 希望小売価格 ¥25,000
- 実売価格 ¥ 44,000程度
山崎蒸溜所のモルト樽の中から、酒齢18年以上の秘蔵モルトを厳選・吟味してヴァッティングした、18年ものシングルモルト。シェリーヴァットの古樽でたっぷり後熟した、モルト・ファンには垂涎の一瓶。
年間生産本数1200本の限定品:山崎 25年
- 容量 700ml
- 希望小売価格 ¥125,000
- 実売価格 ¥ 329,000
1999年のサントリー創業100周年を記念して、販売された特別限定品。山崎蒸溜所の酒齢25年を超える長期熟成モルト原酒の樽を選び抜き、丹精をこめて丁寧にヴァッティングした逸品。年間生産本数1200本限定ということもあり、価格は跳ね上がります。
限定販売/生産終了品
ここまでが現在手に入るラインナップでしたが、ここからはなかなか手に入らないものをご紹介。基本的にはネットで探せば手に入るものの、高価なものが多く、中にはオークションでしか手に入らない100万オーバーの超希少品も。いやあ奥が深いっス…。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
原酒不足により終売:山崎 10年
- 容量 700ml
- 実売価格 ¥14,000程度
ホワイトオークを中心とした酒齢10年以上のモルト原酒を中心につくられているため、樽の木の香ばしさが感じられるのが特徴。
ウイスキー初心者からウイスキー通まで愛されていましたが、2009年にハイボールブームの影響で、原酒が不足。2013年3月末で終売してしまいました。そして、2012年からはノンエイジの「(新)山崎」が販売されました。
海外でしか買えない、希少な「山崎」:山崎18年LIMITED EDITION
- 容量 700ml
- 免税価格 ¥50,000※国内未発売
外箱に日本固有の木材である「桐」を使用、職人による伝統技術によりクギを使わず組み立てた高級感のある木箱でパッケージングされた「山崎 18年」のリミテッドエディション。日本では正規では取り扱っていないものの、ネットで手に入れることができます。
山崎 LIMITED EDITION 2015
- 容量 700ml
- 実売価格¥14,980程度
シェリー酒やポート酒といった美酒を生んだ、ヨーロピアンオーク樽で20年以上熟成した希少な山崎モルトを使用。アメリカンオーク樽の若く活き活きとした原酒を組み合わせることで、甘やかでなめらかで複雑な味わいにしたもの。
“世界最高のウイスキー”の後継:山崎シェリーカスク2016
- 容量 700ml
- 実売価格 ¥367,988程度
“世界最高のウイスキー”に選ばれた「山崎 シェリーカスク2013」の原酒をベースに、25年以上熟成した稀少なモルトなども組み合わせることで深い熟成感と濃厚かつまろやかで複雑な味わいに仕上げた一瓶。「山崎 25年」以上の価格というだけあって、風格が半端ないです。
即完したヴィンテージの価格は100万! :山崎 50年
- 容量 700ml
- 販売価格(当時) ¥1000,000
2005年5月に100万円という価格で50本限定販売された超希少品。2007年9月11日と2011年12月13日にも発売されましたが、どちらも当日、翌日には完売するという人気ぶりでした。
現在はたまにオークションサイトでやりとりはされているものの、落札価格は¥1600,000程度と、一般人では、なかなか手が出せない逸品となっています。
まとめ
いかがでしたか? 今回ご紹介したもの以外でも、希少な種類がたくさんあります。なかなか手が出せないとはいえ、一度は飲んでみてみたいものです。
ちなみに山崎蒸留所では、年代物を気軽にテイスティングできるそうなので、気になった方は一度足を運んでみてどうでしょうか?