心と体も温まるホットなカクテルをお探しでしょうか。そんなあなたにここではウイスキーで作るホットカクテルを紹介していきます。
意外と知られていないウイスキーのホットカクテルですが、実はけっこう種類もあります。ウイスキーさえあれば、あとは冷蔵庫の残りを活用して作れるものもあると思います。
ウイスキーをホットカクテルで楽しむおすすめ8選
早速ですが、気になるウイスキーで作るおすすめのホットカクテルを紹介していきます。いろいろ試してあなたの好みのホットカクテルを見つけてください。
紅茶とウイスキーで香り豊か:アイリッシュアフタヌーン
まずは「紅茶」使ったウイスキーのホットカクテルです。紅茶はあなたの好みもあると思いますので、お好きな紅茶の銘柄でお試しただくのがいいです。
香り豊かな紅茶と芳醇な風味のウイスキーとの相性は抜群です。豊かな香りでリラックス効果もありますので、 就寝前の軽い一杯としてもいいでしょう。
材料
- アマレット:20ml(お好きな銘柄でもOK)
- グレナデンリキュール:10ml
- アイリッシュウイスキー:20ml
- シナモンスティック:1本
- 暖かい紅茶:適量
作り方
- アイリッシュウイスキーとグレナデンリキュールとアマレットをグラスに注ぎます
- 紅茶を加え、香りが飛ばないようにゆっくり混ぜます
- 最後にシナモンスティックを入れれば完成
あまり見かけることはありませんが、グレナデンリキュールとは「ザクロ酒」のことです。果実酒ですね。梅酒などはよく見かけますが、ザクロ酒はけっこうめずらしいのでAmazonなどで入手するのがいいでしょう。
アマレットとはアーモンドのような香りを持つリキュールです。香りがアーモンドに似てはいますが、実際には原料の中にはアーモンドは入っていません。
杏仁豆腐で有名な杏仁が使用されるのが主流です。杏仁とは、杏仁豆腐などに使われる杏子の核です。アーモンドが入っていると思われがちですので、ご注意ください。
紅茶よりコーヒー派の方にはこちら:アイリッシュコーヒー
紅茶があれば、もちろんコーヒーもあります。ウイスキー発祥の地、アイルランドで親しまれているウイスキーを使ったホットカクテルです。香り豊かなウイスキーとコーヒー相性はいいです。
日常的にウイスキーを飲んでいる土地ならではのオシャレな飲み方ですね。ボイップクリームによって甘みと滑らかな舌触りも加わり、強いお酒が苦手な方におすすめです。
材料
- アイリッシュウイスキー:20ml
- ホットコーヒー:40ml
- 砂糖:適量
- 生クリーム:20〜30ml
作り方
- 生クリームに砂糖を加え2〜3分泡立てます
- ふんわりしてきたらいったん置き、次はコーヒーを淹れます
- それにウイスキー、砂糖を加え、スプーンで混ぜます
- 最後にホイップしたクリームをコーヒーにのせて完成
ホイップクリームを作るのは少し面倒だと思いますので、市販のホイップ上になっているホイップクリームでOKです。便利なものがお手軽に手に入ります。
ホイップクリームを乗せるので、コーヒーは普段より少し濃いめに淹れるのがオススメです。こちらも市販のインスタントコーヒーでもOKです。お手軽さも重要です。
レモンの爽やかな安らぎ:ホットトディー
こちらはお湯で割ったウイスキーに砂糖とレモン、そしてクローブを加えた飲みやすいホットカクテルです。レモンの酸味とクローブのフレーバーがウイスキーの香りを引き立てます。
レモンティーのようなイメージをもってもらえればと思います。飲めばたちまち安らかな気持ちになるでしょう。簡単なので、お気軽にお試しください。
材料
- ウイスキー:45ml
- お湯:適量
- 角砂糖:1個
- レモンスライス:1枚
- クローブ:2~3粒
作り方
- 温めておいたタンプラーに角砂糖を入れ、少量のお湯で溶かします
- そこにウイスキーと残りのお湯を注ぎます
- 最後にクローブ、レモンスライスで飾れば完成(レモン汁でもOK)
- さらにシナモンやオレンジなど、お好みをフレーバーを加えればさらに風味が豊かになります
クローブとは香辛料の一種です。チョウジノキという植物の開花前の花つぼみを乾燥させて作られる香辛料です。非常に強い香気を持っているため、百里香という別名もあります。
ジンジャーで内側からポカポカに:ホットウイスキー&ジンジャー
体が温まるといえば「ジンジャー(しょうが)」ですよね。体の内側からポカポカにしてくれる効果があるジンジャーをホットウイスキーに入れてしまいましょう。
ジンジャーはけっこう癖の強い味わいですので、そもそも好き嫌いが分かられやすいかなと思います。苦手な方にはおすすめできませんが、好きな方にはかなりおすすめです。
材料
- ウイスキー:30ml
- お湯:適量
- すりおろした生姜:1/2tsp(ティースプーン)
- はちみつ、またはブラウンシュガー:適量
作り方
- グラスにウイスキーとお湯を注ぎます
- そこにすりおろした生姜をいれます
- お好みではちみつ、またはブラウンシュガーを加えれば感性
- ゆずやオレンジ、レモンも加えれば、さらに風味が豊かになります
意外にホットでもいける!:ホットコークハイ
ウイスキーをコーラで割ったコークハイですが、コーラといえばキンキンに冷えたイメージがありますよね。でも実はホットなコークハイも意外といけるのです。
ホットにすることでコーラの甘みとコクがでて、さらに濃厚なカクテルになるのです。ウイスキーの香りも立ち、深い風味を楽しめます。
材料
- ウイスキー:30ml
- コーラ:適量
- ライム:1/2個
作り方
- コーラを注いだタンブラーを電子レンジで40〜70秒ほど温めます
- 温めたコーラにウィスキーを注ぎます
- ライムを加えれば完成
電子レンジでコーラを温めすぎると炭酸が抜けてしまいます。沸騰しだすともうダメです。炭酸が抜けてしまってはコークハイの良さが消えますので、温めすぎないようご注意ください。
ライムを添えると記載しましたが、ライムってあまりありませんのでレモンでもOKです。果実がなければレモン汁でもいいでしょう。実はライム汁も探せば売っていたりします。
寝る前にホッと一息:ホットカウボーイ
ウイスキーとミルクの組み合わせは、想像以上に良い感じです。夜の睡眠にホットミルクはいい効果がありますが、少しだけお酒も入れたい夜にはおすすめです。
温めることで、ウイスキーの香りもより芳醇になります。お好みでナツメグを振りかければ、豊かな香りが広がります。バターを少量入れるとまろやかさがアップします。
材料
- ウイスキー:40ml
- 牛乳:100ml
- 砂糖:適量
- ナツメグ:お好みで
作り方
- ホットグラスにウイスキーを入れます
- そこに温めた牛乳を注ぎます
- お好みで砂糖とナツメグを加えて混ぜれば完成
ふわふわクリーミーな大人のデザート:エッグノッグ
日本では卵酒というものが有名だと思いますが、それに似たホットカクテルです。その名の通り、卵黄(もしくは全卵)を使って作る甘いホットカクテルです。
アメリカのクリスマスからニューイヤーのホリデーシーズンに定番のドリンクです。ふわふわクリーミーで甘いのでデザート感覚でも楽しめますが、少し作るのが面倒です…。
材料
- 卵黄:3個分
- 牛乳(又はアーモンドミルク):2カップ
- 生クリーム(乳脂肪35%以上):1/2カップ
- ブラウンシュガ:50g
- はちみつ:大さじ1〜2
- シナモンスティック:1本
- バニラビーンズ:1/2本
- クローブ、ナツメグ、オールスパイスなど:お好みで
- シナモンパウダー:少々
- ウイスキー:30ml
作り方
- 牛乳にブラウンシュガー半量、はちみつ、シナモンスティック、バニラを入れて温めます
- 沸騰直前で火を止めます
- 卵黄に残りのブラウンシュガーを加えて白っぽく少しふんわりするまで泡立てます
- 牛乳を少しずつ加えて泡立て器でよく混ぜまて、鍋に戻して弱火で卵に火が通るまで温めます
- パウダーのスパイスを加えます ※かすかにとろみがついてふつふつしてきたらOK
- ウイスキーを加え、目の細かい漉し器でこして、冷蔵庫で一晩冷やします ※時間がなければ氷水にあてて、完全に冷たくなるまで冷やしてもOK
- 生クリームを3分たてに泡立て(泡立て器の跡が2〜3秒すっと残って消えるくらい)、お酒に加えて混ぜると完成
- お好みでシナモンをトッピングもいいですよ
お子様向けにお酒はなしで作ってみるのもいいです。お酒の代わりにコーヒーなど入れるとスターバックスみたいでおいしいですよ。
コーヒー以外でも抹茶や紅茶など正直何でも合う万能なデザートです。あなたのお好みのアレンジを探してみるのも夜の楽しみですね。
素材本来の味を愉しむ:ホットウイスキー
強いお酒もいける、甘くなくても大丈夫な方は純粋なホットウイスキーもオススメです。温かいグラスからフワッと華やかに香るウイスキーのおいしさは格別です。
柑橘類などをトッピングしても相性良しです。ウイスキーを使ったホットカクテルの素となるものです。あなた好みのいろんなアレンジを試してみましょう。
材料
- ウイスキー 30ml
つくり方
- ウイスキーをグラスの1/3から1/4ほど注ぎます
- ウイスキーの倍量、または3倍くらいのお湯を加え軽く混ぜます
お湯割りにすると飲みやすく感じるようになりますので、ついつい飲み過ぎてしまったりもします。しかも、温めているのでお酒がまわりやすいです。
ウイスキーでも焼酎でもお湯割りって寒い時期は水割りに代わって好まれますよね。ついつい飲み過ぎてしまう方はこんなものもけっこう人気ですよ。
お湯割に最適な比率は?
作り方はお湯で割るだけなので説明の必要もないですが、ここで愛好家のこだわりも見せたいところです。ということで、ホットウイスキーを作る際に入れるお湯の量を少し掘り下げていきたいと思います。
基本的にお湯で割るのに最適な量は「ウイスキー1に対してお湯が2か3」が適量とされています。比率はトワイスアップと同じ、ウイスキーそのものの風味が楽しめるのは間違いないでしょう。
「いやいや、言うほど変わらないでしょ!」と思ったあなた。ぜひお気に入りのウイスキーでいろいろ試してみてください。以外と奥が深くて楽しめますよ。
ストレートでも大丈夫という方はストレートに少しづつお湯を足していく飲み方を試してみてください。少しづつフワッと香りが華開いていき、ウイスキーの風味の変化が楽しめると思います。
最後に残った一滴にお水を垂らし、香りの余韻を味わうのもまた一興です。あなたが「これくらいが好きだな~」と思えるのがあなたに最適な比率と言えるでしょう。
ウイスキーのホットカクテルに適した銘柄10選
ウイスキーを使った様々なホットカクテルを紹介してきましたが、最後にそんなオシャレな飲み方に適したウイスキーの銘柄を紹介しようと思います。
銘柄は好き嫌いもあり、あなたの好みというのが最適なのですが、華やかな香りのものが多いブレンデッドウイスキーが若干人気が高いように思えます。
- ザ・マッカラン シェリーオーク12年
- 容量:700ml
- 参考価格:¥6,000
- ザ・マッカラン ファインオーク10年
- 容量:700ml
- 参考価格:¥5,000
- シーバスリーガル
- 容量:700ml
- 参考価格:¥2,505
- クラガンモア 12年
- 容量:750ml
- 参考価格:¥3,294
- グレンフェディック
- 容量:700ml
- 参考価格:¥3,244
- 響 JAPANESE HARMONY
- 容量:700ml
- 参考価格:¥5,238
- 山崎 12年
- 容量:700ml
- 参考価格:¥8,500
- カナディアンクラブ
- 容量:700ml
- 参考価格:¥1,501
- クラウンローヤル
- 容量:750ml
- 参考価格:¥2,500
- アルバータ・プレミアム
- 容量:750ml
- 参考価格:¥1,944
まとめ
ウイスキーのホットカクテルといっても非常に種類も多く、どれも個性豊かで魅力的なカクテルばかりです。あなたのお口に合うホットカクテルもきっとあるでしょう。
多少作るのが面倒なものが多かったりもしますが、そのちょっとした手間もよりおいしいウイスキーのホットカクテルのためと思えば、気にならなくもなりますよ。