コークハイは、コーラと酎ハイにあらず。
ウイスキーとソーダを割ったハイボールの流行で、ウィスキーが食卓で飲まれることも多くなりました。そんな中、ウイスキーをコーラやジンジャーエールで割ったカクテルも注目されていますね。特にコーラで割ったコークハイは、手軽に飲めるカクテルとして人気の飲み方です。
ウイスキーを手軽に楽しめるカクテル
そんなコークハイですが、実は昔から親しまれていました。上質で洒落たイメージのウイスキーに憧れを持った若者たちが、なんとかウイスキーを飲もうと頑張ってコークハイを飲んでいた。
また、気軽に飲める割にアルコール度数が高く、すぐに酔ってしまうことから女性を口説くときに飲ませることで流行った時期もあるそう。その頃は、レディー・キラー・カクテルとも呼ばれていたとか…。
それくらい取っ付きにくいウイスキーを気軽に楽しめる飲み方だったんですね。
つくり方も、超がつくほど簡単。基本的には、コーラを入れて混ぜるだけです。
コークハイ
材料
- ウイスキー 50ml
- コーラ 180ml
- 氷 グラスいっぱい
- レモン お好み
つくり方
氷いっぱいのグラスに、ウイスキー 50ml、コーラ 180mlを注ぎます。お好みでレモンを軽くしぼって、軽くステアしたら完成!
どうです? 簡単でしょう? レシピと言っていいのか分からないくらいです(笑)。
気軽にできる飲み方なので、今度は素材や割合で楽しんでみましょう。
ウイスキーはバーボンが人気
ベースとなるウイスキーは、テネシーウイスキー(バーボン)のジャックダニエルが人気のようです。コーラの刺激的な甘みにはシャープでくっきりした輪郭の味わいが特徴のバーボンの相性が合うのだとか。
ということは、バーボンの定番ジムビームやワイルドターキー、メーカーズマークなども良さそうですね。
そもそもコーラの甘みでウイスキーの味わいが分かりにくいという意見も…。たしかにコーラの味が強いというのは正直ありますので、安価なウイスキーで有名なブラックニッカ クリアや富士山麓などでも十分楽しめるでしょう。
コスパの高いウイスキーでも気軽にジュース感覚で楽しめるのが、コークハイの魅力です。
どんな割合で割ったらいいの?
割合はウィスキー 1に対してコーラ 3の比率が多いようです。ただ、あくまで目安なので、ウイスキーの苦みとアルコールを出したいときは2:3にしてみるとか、コーラの甘みや刺激を出したいときは1:5にしてみるとか、気分に合わせて変えるのも良いですね。
とにかく手軽さが魅力なので、割合を変えて好みの比率を探してみてさいね。
アルコール度数はどれくらい?
一般的な比率で割った場合(1:3)のアルコール度数は10〜15%。サワーよりも少し高めです。なので、飲み過ぎのは注意が必要です!
ホットでもいける!? 意外な飲み方
コークハイといえば、冷たい飲み物を想像しますが、なんとホットもあります。最後に変わり種、ホット・コークハイをご紹介します!
ホット・コークハイ
材料
- ウイスキー 30ml
- コーラ 適量
- ライム 1/2個
つくり方
コーラを注いだタンブラーを電子レンジで40〜70秒ほど温めます。※温めすぎると炭酸が抜けてしまうので注意。温めたコーラにウィスキーを注ぎ、ライムを加えれば完成!
これが意外といけるんです。コーラの煮物があるように、実はコーラは温めると味に深みがでます。ウィスキーも温めることで香りがより立ち、深い風味を楽しめます。温めは電子レンジでOK。
気になった方はぜひお試しあれ。